今年5月から阪急今津線甲東園駅西側隣接のアプリ甲東2階で整形外科開業を予定している医師の佐々木です。
このブログでお伝えしているように、クリニックの標榜診療科は整形外科とリハビリテーション科にする予定で、本日はリハビリテーション科について簡単にお話し致しましょう。
リハビリテーションとは
そもそも、リハビリテーションとは「rehabilitate」という英語、これには【元の状態に戻す】という意味があるのですが、この単語の名詞形です。
ごく簡単に言うと「機能回復」という意味合いになるでしょうか。
この語源をさらに遡ると他の単語と同じようにラテン語に行き着くわけですが「再び人間にふさわしい状態にする」と意味であると学んだ記憶があります。
このように、リハビリテーションは大きな概念ですが、私たちが取り組むのは、そのうちの「運動器」に関する医学的なリハビリテーションということになります。
ごくごく簡単に申し上げるなら「怪我した身体を元の状態に戻すために治療する」と言うことになります。しかし、実際の医療の現場では「元の状態に戻す」というよりも「その人本来の動きを取り戻す」と言うのが一般的な理解です。
ところで、今「運動器に関する」と書きましたが、リハビリは運動器に関する分野だけにとどまらず、脳に障害を負った場合のリハビリテーションなど、様々に細分化されています。
それらは全て高い専門性が必要とされるため、通常、町の整形外科・リハビリテーション科で治療する分野は運動器が中心になっていると申し上げても差し支えはないでしょう(あくまで筆者の私見です)。インターネットで検索する限り、西宮市で「リハビリテーション科」のみを標榜診療科名としている診療所はないようですね。
私たちの目指すリハビリテーション
リハビリと言っても、その目的は患者様それぞれによって異なってきます。腰痛で通院していらっしゃるご高齢の方に対するリハビリと、部活で怪我をした高校生のリハビリではアプローチが異なるのは当然ですね。
前者では、日常生活の中での動きを考えながら快適に暮らしていくためにはどのようにすれば良いかを考える必要がありますし、高校生の場合、早く復帰できるようにすること、再発しないこと、よりパフォーマンスを上げた状態で復帰するサポートをすることを考えていきます。
このように、リハビリと言ってもその態様は患者様それぞれによって異なりますが、きめ細やかに対応していけるのが町の診療所で治療を行う意義でもあります。
私たちは、お越しになる患者様が「ラクになったわ~」と言って帰って頂けるような、そんな診療所を目指していきたいと考えています。
リハビリの体制づくり
職員については現在募集を行っているのですが、リハビリ部門については、理学療法士(PT)2名常勤、そしてアスレチックリハビリテーションに精通したセラピストを1名常勤という体制で開業したいと考えております。
今はまだ開業ブログのような状態ですが、態勢が整えばこのホームページでも求人募集のページを作って行きたいと考えておりますので、興味のある医療従事者の皆さま、折に触れご覧頂けましたら幸いです。